米加工品新技術開発助成事業成果を発表ー㈱米穀安定供給確保支援機構ー

摘要

㈱米穀安定供給確保支援機構（米穀機構）は、コメの需要拡大に結びつく新たな米加工品製造の新技術、新製品開発の支援を行っている。このほど、平成十九年度の米加工品新技術研究開発事業として支援した二課題の成果を発表した。次にそれぞれの課題の目的と成果内容を紹介する。当社では、健康食品として注目を浴びている玄米をα化加工することで、和菓子に利用できるよう粘りを出すことに成功した。そこで、このalpha化加工玄米にさらにポリフェノールを用いて彩色することにより、 和菓子独得の彩りを添えるだけでなく、ポリフェノール由来の抗酸化活性などの機能性を持たせるこ とを目的とした。さらに、玄米中に含まれる健康成分であるGABA　（gamma_1アミノ酪酸）と、ポリフェ ノールの相互作用を確認した。