ミヤンマ一の多彩な野菜園芸を垣間見て

摘要

ビルマネムの巨木が続くヤンゴン一マンダ レ—ハイウェイは、日本でいえば国道1号線、トラックやバスなど、日本の社名を大書 した自動車が途切れることなく行き交う。 ヤンゴンからイエジンに向かう昼下がり、竹 作りの囲いのような食堂で昼食を囲む（写真 —1)。ミヤンマ一料理といえば、豚、鶏、 魚などのミャンマ一風カレ一を頭に浮かべる が、野菜は重要な役割を果たす必須の食材で ある。たとえば、チキンカレ一には、ターメ リック、ショウガ、ニンニク、トマト、タマ ネギ、トウガラシ、レモングラスが含まれて いる。傍らに必ずあるス一プは、ニンニク、 ターメリック、口一ゼル、青トウガラシ、ナス、へチマ、ハクサイなど、様々な野菜をェ ビゃ魚ソースの出汁で煮込んでつくられる。 加えて、キャベツ、キユウリ、ナス、カンキ ッ類の若い葉など、大皿の生野菜が出る。 油つこいミャンマー料理には欠かせない一品 である。このようにミヤンマ一料理に欠くことので きない野菜、市場に美しく並べられている大 量の野菜はどのように生産されているのであろうカゝ。