遺伝子組換え技術を利用して製造された食品添加物の安全性評価

摘要

遺伝子組換え技術を利用して製造された食品添加物（本稿では簡略化のため、以下「GM添加物」と略す）を日本で流通させるには、企業が厚生労働省に安全性審査の申請をし、食品安全委員会での安全性評価を経て厚生労働省で安全性審査手続が終了した旨の公表（官報公示）がなされることが必要である。食品安全委員会が発足するまでは安全性審査はすべて厚生労働省（または厚生省）が行ってきた。 厚生労働省の時代を含めてこれまでに安全性審査を経た遺伝子組換え食品（添加物を含む）と審査継続中の遺伝子組換え食品は、厚生労働省遺伝子組換え食品ホームページで公開されている。