試験場だより埼玉県農林総合研究センター園芸研究所

摘要

昭和40年頃、埼玉県農業産出額の中で園芸 の産出額は全体の28%を占め、将来の発展が 期待されていました。このような背景から、 昭和40年に南埼玉郡久喜町（現在の久喜市） に園芸試験場が設立され、昭和57年に入間郡 鶴ケ島町（現在の鶴ケ島市）に支場が移転し、 園芸研究の充実が図られました。平成12年、 農林水産関連の8試験場の統合とその後の組 織改革により、園芸試験場は「農林総合研究 センタ一園芸研究所」として再編され、現在 に至っています。このような変遷の中で、平 成20年の埼玉県農業産出額1,979億円（全国 第18位）のうち、園芸の産出額は約60%を 占めるまでに発展しました。現在の園芸研究 所は、久喜市の総務担当、野菜、花担当、果樹担当および鶴ケ島市の露地野菜担当から構 成されています。