韓国における施設園芸の現状と将来展望

摘要

韓国における農林業の2008年の生産額は、表一1に示すように、39兆6，662億ウォンで、 その中で園芸産業が占 める比率は1990年に 26%、1995年は38% まで増加したが、1998 年のIMFの介入以後 増加が鈍化し、2000 年30%、 2005年30%、 2008年28%になって いる。園芸作物の中で 野菜の占める比率は、 1990年に18%であつ たが、その中での露地 野菜の比重は減少し、 施設野菜の比ギは増加 し10%に達している。全国の施設野菜の面 積は、図一1に示した ように、1980年から 2000年まで急激な増 加を示したが、1999年 後半から突然、補助金 など国の支援が中断さ れ、2000年からは横ば い状態となっている。