続、イチゴ栽培の問題点 いろいろな視点で考える②: イチゴ高設栽培“のびのびシステム”の開発と栽培技術口

摘要

のびのびシステムには、シート方式とプランター方式の二種類があり、栽培環境条件で培地温等の変化に差はあるが、それぞれの特徴があり耐用年数は五年程度である。シート方式は、ベッド底に連続的に吸湿シートが縫い込まれているので、排水は均一であるが、外気温で培地温度が少し影響されやすい。 プランター方式は、培地が隔離されているので、培地の交換等では取扱い易いし、シートに比し多少断熱効果もある。しかしプランターを直射光線から保護するためマルチが必要である。 両システムの構造は第一図、第二図のとおりである。