太陽光を利用した閉鎖型植物工場の開発一省エネコンテナ型植物工場、信州大学SU-PLAF—

摘要

全国8箇所の植物工場基盤技術研究拠点の 一つとして、平成23 (2011)年6月、「信州大 学先進植物工場研究教育センター（略称 SU-PLAF)」力信州大学上田キャンパスに 開設され、冷凍コンテナを利用した「太陽光 利用コンテナ型植物工場」が併設された。冷凍コンテナに着目した最大の理由は、優れた断熱性と気密性である。「設置コストと 生産コストの縮減」は、植物工場の普及と拡 大に向けての重要課題であるが"、高気密-高断熱な冷凍コンテナを用いることにより、 空調、C02濃度、水など生育環境の効率的な 制御が期待される。SU-PLAFでは、冷凍コン テナの優位性を最大限に生かした「C02排出 削減型の省エネルギー型植物工場」の開発を 目指し、次の開発課題に取り組んでいる。 ①光フアイバ一導光太陽光とLEDとのハイ プリッド照明システム、②太陽光発電による 自立的植物工場、③養液浄化.再利用システ 厶、コンテナ型植物工場における高付加価 値品目の開発。