高品質生産のための有機毒液土耕栽培

摘要

養液土耕（点滴濯水同時施肥）は、作物が必要とする養水分を必要な時に必要な量だけ、少量多頻度で濯水、施肥する栽培法である。 作物が必要とする養水分を過不足なく与えれば、系外への余剰肥料分の排出を抑えることができるため、周辺環境への影響が少ない栽培法ともいえる。 また一方で、潅水施肥が自動化されるため、節水。 減肥料など栽培経費の削減、香水分制御による高品質化が可能となる上、省力化効果が極めて高い方法といえる。 特に、トマトのように長期間栽培する作物では、養液土桝は極めて有効なことから、生産現場への導入が進んでいる。