菌床シィタケ栽培施設で発生したャマトケヅメカAsioditomyia japonica Sasakawa (双翅目ケッメカ料)

摘要

シィタケLentinula edodesは国内のきのこ年間生産量 の37%近くを占める約10万tあまりが生産される（林 野庁，2009)、主要な食用きのこのひとつである。生シ ィタケでは菌床栽培が主流となり、シィタケ全生産量の 半分の生産量を占める（林野庁，2009)。菌床の基質に はォガコ、米ぬか、フスマ、コーンブランほか栄養剤な どが用いられる（大森，2001)。菌床シィタケの害虫と してハエ類 . ガ類 . コゥチュウ類が知られている（岡部， 2006;日本応用動物昆虫学会，2006)。また、菌床を食害 する害虫もハエ類 . ガ類で知られている（岩澤 . 石 谷， 2005)o菌床に発生する新たな昆虫として、2009年に群 馬県の生産施設で見つかった双翅目（ハエ類）がケヅメ カ禾斗の1種Asioditomyia jcwonica (Sasakawa)と同定己 れたので報告する。