「 「森林美学jの今日的意義jに関する第3回ミニフォーラム「 「森林美学jの時代性」より

摘要

2016年5月29曰，信州大学で行われた曰本造 園学会全国大会で，「「森林美学」の今曰的意義」 に関する第3回目のミニフォーラムが開催され ました。「森林美学」は19世紀後半，ドイツで 出版された林学書で.美とエコロジ一は林業経営 に相反することなく，逆に合理して共存するとい う考えを，実際の林業経営管理で実践し，その方 法論を展開しています。今回のフォーラムでは，テーマを「「森林美学」 の時代性」とし，近代ドイツを舞台に，のゲーテの自然観を文学の側面から紹介，② 19世紀ドイツの近代思想の社会的背景と「森 林美学」との関連，③ 歴史的な背景を踏まえた現代ドイツ人の森林 思まを取り上げました。