黒毛和種高額取引例のまとめ-雌は安福久、去勢は百合茂、一極集中の傾向-

摘要

本誌子牛市況のコーナ—では、各地の家畜市場から ご提供項いた資料をもとに[黒毛和種の高額取引例] (1開催における最高値、またはそれに準ずる価格で取引された子牛)を掲載している。平成23年に資料を ご提供項いたのは前年より1市場増の15道県27市場で あった。内訳は、ホクレン南北海道、ホクレン十勝、 青森県市場、岩手中央、岩手県南、秋田大曲、山形最 上、福島全農、福島石川、茨城大子、長野中央、兵庫 但馬、兵庫淡路、岡山総合、広島三次、島根中央、島 根西部、熊本県市場、熊本球磨、鹿児島肝属、鹿児島 曾於、沖縛伊江、沖繩今帰仁、沖耦南部、沖繩宮古、 沖縛八重山、沖繩黒島で、掲載頭数は649頭であった。 本稿ではこれらのデータを元に傾向を探るが、①地 域によって掲載頭数に偏りがあること、②全国114市 場のうち27市場のデータでしか無いこと、③表2は本 誌掲載の高額取引例の上位20頭であり、全国U4市場 の最高値ではないこと、④税抜きと税込みの価格が混 同していること、これらを踏まえた上で参考程度にご 覧項きたい。