大学の研究経営強化にURA整備 ソ一シャルメディァ評価にも期待

摘要

日本の大学が研究業績を評価して経営戦略に活用する取り組みを始めた。文科省主導でリサーチァドミニス卜レーター（URA)の採用が進んでいる。 ビッグデータ、オープンアクセスで登場した研究業績評価手法への期待高まる。日本の大学が、国力の基盤を支える学術の担い手とし ての存在感を高めるため、経営戦略の強化を進めている。2004年度に国立大学を国立大学法人に移行させた文部 科学省は、大学経営の基盤となる運営費交付金（国立大 学法人の場合。私立大学等は経常費補助金）を年々減ら し、評価や業績に連動する競争的資金などを増やしてい る。大学は、競争的資金や産学連携などによる外部資金 の獲得を増やす対応を迫られている。