P1.脂肪酸合成関連酵素遺伝子多型頻度のブタ品種間比較

摘要

目的:豚肉に含まれる脂肪の質は脂肪の融点 や風味などのおいしさや肉の栄養評価などに 大きく関わっている。脂肪の質は脂肪を構成 している脂肪酸の種類によって変化し，脂肪 酸の性質は脂肪酸の鎖長と不飽和度で決定さ れる。本研究は，飽和脂肪酸を一価不飽和脂肪酸へ変換する脂肪酸不飽和化酵素Stearoyl-CoADesaturase (SCD)遺伝子と脂肪酸の炭素 数を増やす脂肪酸長鎖化酵素である elongation of very long chain fattv acid gene lam-ily (ELOVL)の一つであり炭素数18の脂肪 酸を合成する際に活性化するELOVL fatty acid elongase 6 (EL0VL6)遺伝子の多型に着 目し，6品種の頻度比較を実施した。