Gilbertella persicaria (Eddy) Hesseltineケこよるピタャ茎腐病(新称)

摘要

ピタヤ[Hylocereus undatus (Haw.) Britt. & Rose]は ,商品 名ドラゴンフルーツとも呼ばれる中央ァメリ力原産のサボテン科ヒモサボテン属の多肉植物である.沖繙では，果肉色 が異なるホワイト[H. costaricensis (E A. C. Weber) Britt. & Rose],レッド、[H. polyrhizus (Weber) Britt. & Rose]，ィェ 口 一 [Selenicereus megalanthus (K. Schumann ex Vaupel) Moran] およびピンクundatusx H. ocaponis]などが栽培され， 平成19年におけるホワイトおよびレツドピタヤの出荷量は 4181 (沖繙県農林水産部農政課編，2010)であり，今後の増 産が期待されている.2005年10月，沖繙県糸満市のホワイ トピタヤ露地栽培圃場において，茎節が黄色、褐色に軟化' 腐敗する病害が発生した.そこで罹病部位から病原菌の分離 を行い，病原性の確認ならびに種の同定を行った結果，新病 害であることが明らかとなったので報告する.なお本報告の 一部は，平成18年および22年度日本植物病理学会大会にお いて報告した（宮平ら，2007;仲里ら，2010).