日本養豚学会と国際養豚獣医学会（IPVS）との関係 －IPVS Congress出席の記録－

摘要

畜産に関連する代表的な国際学会には，世界畜産学会（World Association of Animal Production），世界獣医学会（World Veterinary Association）等があり，また各国にはそれぞれの対応学会（日本畜産学会Japanese Society of Animal Science，日本獣医学会The Japanese Society of Veterinary Science）があるはか，地域的（北米，中、南米，ヨーロッパ，アジア，アフリカ等）にもその連合学会（たとえばアジア、大洋州畜産学会The Asian－Australasian Association of Animal Production Societies，AAAP）があってめざましい発展がみられている。また，専門分野別に細分化した各学会（たとえば，畜産学会の場合，家畜の育種，繁殖，飼養管理，飼料，環境，衛生，生産物〈乳、肉、卵およびその加工品〉，経営等の学会）が見られ，研究の範囲も従来の畜産学，獣医学等の領域に止まらず，生物学，分子生物学，医学，基礎科学，応用工学等の分野にまで深く関わってきている。