カツ卜スロー トトラウトOncorhynchm clarkiにおなナる 2型ビテロジェ二ン転写産物および蛋白質の卵発達に伴う発現変化

摘要

卵生脊椎動物において，ビテロジx ニン（Vitellogenin: Vtg)は卵黄形成期の雌血中に特異的に出現する卵 黄蛋白前駆物質である。Vtgはestradiol-17〃 (E2)の 作用により肝臓で合成され，血中に分泌された後，Vtg 受容体を介したエンドサイトーシスにより卵母細胞内に 取り込まれる。1'2)硬骨魚類では，卵母細胞に取り込まれ たVtgは蛋白分解を受け，一般にリポビテリン (Lipovitellin: Lv),フォスビチン(Phosvitin: Pv)およ び/T-コンポーネント（ダ-component:ダ-c)の少なくと も3つの卵黄蛋白に分子解裂して蓄積される。3-6)また，これらの卵黄蛋白に加え，最もC末端側に位置す るC末端領域（C-t)ペプチドの存在も示唆されている。7)