コンジョイント分析を用いた厚岸湖、別寒辺牛湿原の自然生態系および景観の環境価値評価

摘要

近年滴地は地域スケールのエコシステムにおいてばかりでなく，地球環境のレベルにおいても重要な役割を果たしている。 また，地域開発や地球温暖化の影響で，その自然環境が脅かされており，注目を浴びている. 北海道東部（道東）に位置する厚岸湖、別寒辺午湿原は，非常に貴重とされる末撹乱の高層湿原が100血も残され，多くの野鳥の生息地となっており，その価値は高い．この特徴的で貴重な自然を残していくためには，それらを含めた湿原の価値を正確に評価する必要がある.そこで，本研究では選択型コンジョイント分析を用いて，主に水鳥と景観に焦点を当てて自然環境の経済的価値の正確な評価を試みた.観光客ヘアンケート調査を行って，当湿原環境保全に対する支払意思額を把握した.結果として，生態系価値1,300（円／人／年），景観価値とレクリエーション価値が乙腰（円／人／年）となった．さらに，厚岸湖、別寒辺牛湿原に対する情報を多く提供することで，支払意思額が増加することも明らかになった．