衛星データを用いた生駒山地における森林熱収支の季節変化の評価

摘要

人工衛星によるリモートセンシングデータを用いた森林の熱収支解析は，これまでBrutsaert et al．（1993），金子，日野（1994）などにより試みられてきた。 これらの研究では，モニンオブコフ相似則やバルク法に基づいて計算した森林の顕熱または潜熱フラックスのいずれか一方と，純放射量，地中熟フラックスの計算値を併用して，残差項から残りの熱フラックスを推定するものである。