農業者研修教育施設（農業大学校）の展開過程

摘要

農林水産省管轄の教育機関てある農業者研修教育施設に関しては，従来2つの方向から考察か加え入れてきた1つは，歴史分野からの「農民道場研究」（岩崎, 野木）てあり，また他方現状分野からの問題関心に治つた「農業大学校研究」（嘉住，稲泉, 実戸 - 安藤）としててある．前者においてけ U済更生運動に際して農民道場の果たした役割（農村中堅人物養成）．およひ戦時体制期の国民動員に焦点かあてられており，その結果対象時期は戦時まてとなつている．一方，後者においては農業大学校の1直面する課題についての分析という性格上，戦前 - 戦時期に関しては前史としてふれられているにすきない．つまり，歴史 - F状両面からっの研究蓄積か存在するにもがかわらす（あるいはその結果として）, 同施設についてその発足から現在まてを視野におさめた論考は見当たらないのである（註1）.