農家における男女共同参画について～農水省の意識調査にみる～

摘要

女性の農業経営へのかかわり方について，女性の4割，男性の6割が「経営者または共同経営者として，農業経営全体もしくは特定部門の経営を取り仕切りたい，取り仕切るべき」と考えていることが農林水産省の調査で明らかになった。農業経営へのかかわり方を女性より男性のはうが強く望んでいるようだ。 また，農業経営の中で女性が担う仕事について，女性の意向は「出荷、販売」が7割，「簿記、記帳」「農産物の加工」がともに　 5割前後なのに対して，男性では「簿記、記帳」が8割，「出荷、販売」が7割，「農産物の加工」が6割と，やはり男性の方が女性のかかわりを強く求めている。