わが国における米と小麦の~(90)Srと~(137)Csによる放射能汚染-42年間にわたる調査とその解析-

摘要

地球環境には，天然と人工起源の放射性核種が混在し，ともに環境放射能汚染源となっている。 天然超蒲の放射性核種は，もともと存在するもので，放射能が半分になるまでの時間（半減期）が10倍年以上と極のて長いウラン-238（~（238）U）リウム-232（~（232）Th），カリウム-40（~(40)K），ルビジウム-87（~(87)Rb）などがあげられる。 また，半減期1600年のラジウム-266(~(266)Ra)と同3.8日のラドン-222（~(222)Rn）はともに，~（238）Uの娘核種であり，ラジウム温泉でなじみが深い。