抗生物質耐性遺伝子を使わない新しい遺伝子組換えイネ選抜技術

摘要

世界的には遺伝子組換え作物（GMO）の作付けは拡大を続けているが，我が国への受容（食材としての使用，作物としての栽培）に当たっては必ずしも消費者の支持を得ているとは言えない状況が続いている。 特に，最近では非組換え作物との交掛こよる，いわゆる「遺伝子汚染」が問題視され，各地で圃場栽培への抑制的な動きが見られる。 一種使用が承認されている系統であるにもかかわらず，実際には栽培かできない例も出てきている。