黄色灯や補光技術で多品目を周年出荷

摘要

中田貴之氏は，野菜，切り花，苗生産を組み合 わせた施設の高度利用を進め，野菜，花き，苗の 生産性向上，品質向上などにより，農業経営の安 定化につなげている。早春は野菜苗，初夏からは トマトや切り花，秋は水稲，冬は切り花を出荷。 栽培技術面では，接ぎ木などの育苗技術（野菜 苗），蜂受粉による交配作業の省力技術（トマ 卜），種子冷蔵，電照，短日処理などの開花調整 技術（切り花）を習得している。とくに新技術の 導入には積極的で，富山県内では事例の少なかつ た点滴かん水，循環扇による高温対策，ナトリウ ムランプ，自動遮光装置などをいち早く採り入れ， 地域の技術レベル向上にもさまざまの活動で寄与 している。