変化する小型欐物生育装置(とれとれ サラダ菜マシンからバロンガーデン)について

摘要

今，わが国では，節電が叫ばれる中，農商工連 携の一貫として植物工場への関心が継続している。 実は，このブームはこれまでの経過からすれば，第三次ブ一ムということになる。1957年にスプラ ゥ卜の一貫生産を行ったデンマ一クのクリステン セン農場が植物工場の起源だと言われている。北 欧では季節によつて日照時間が非常に短くなるた め，補光型の植物生産が以前から行われており， これを基礎として，オランダ等の欧州各地で高度 な園芸が発展してきた経緯がある。日本での一次 ブームは，1980年代バイオファームと呼ばれる回 転式レタス生産工場，二次ブームは，1990年から 後半にいたる農水省の補助金制度による民間企業 進出が事例として知られている。