完全闭锁循环式魚類養殖システムの開発「泡沫分離一硝化、ろ過…脱窒」における泡沫分離法の役害

摘要

閉鎖循環式養殖システムは，表1にまとめたよ うに，不可欠な浄化機能に対応する既存の浄化プ 口セスを組み合わせて構築される。かなり類似し た飼育水の処理を目的としているはずであるが， これまでに提案されてきた循環飼育システムは同 じものはなく，さまざまのシステムが開発されてきた。ここでは，諸元の明瞭な5つ事例について， 相互に比較し易いように同じパターンのフローに 書き改め，諸元を表2"にまとめた。最近，泡沫 分離法が研究段階の養殖にも種苗生産にも試みら れるようになり，子細にみるとその機構は多様で ある。そこで，浄化システムに泡沫分離プロセスが使われているか否か，使われている泡沫分離装 置はどんな機構か，主要プロセス（全量処理）と バイパス的プロセス（部分処理）のいずれとして 組み込まれているかに注目した。現段階では浄化 に対する寄与が，ほとんど見られない例から非常に高く寄与している例まで分散するからである。