業務用エアコンでパイプハウス内を暖房

摘要

岡山市の農家Ⅰさんは，洋ランを約10a（パイプハウス7棟）栽培している。 　 現在（平成20年1月現在）の原油価格は，同氏が洋ラン栽培を始めた平成元年に比べ3倍以上に上昇しており，農業経営費に占める光熱動力費（電気代等も含む）の割合はかなり増加している。 Ⅰさんは，原油価格が高騰し始めた16年には，重油代節約のため農業用電気温風器を導入するとともに，エアコンの性能や効率が向上したことから，17年には業務用エアコンを導入した。このことにより，省エネ対策前の15年までは，農業経営費に占める光熱動力費の割合が8％であったが，現在は業務用エアコンを使用したことにより7％となり，わずかに減少した。