日持ち性の高いメロン‘キングナイン’のF_2世代におけるエチレン感受性と成熟特性

摘要

わが国で現在栽培されているアールス系温室メロン品種は，果実の軟化が遅く，黄化が起こりにくい品種が多く，従来の品種に比べ明らかに異なった成熟経過を示している。 メロン果実の成熟は，エチレンによって誘導されることが知られており，メロン果実の日持ち性を良くするためには，エチレン生成量を抑えるか，エチレン感受性を低くすることが一つの方法であると考えられている。