ラテンァメリカの持続的農業のた勺の土壌肥培管理技術の事例〔4〕 一コスタリカで採用されている土壌分類法を中心に一

摘要

本稿では，コスタリカで採用されている土壌分類 法を中心に報じていく。コスタリカならびに大部分のラテンァメリ力諸国では，1960年に米国農務省が 出版した包括分類法（SoilTaxonomy)が採用されて いる（1992年には第5刷発行)。もちろん，筆者が 長年，研究協力に携わってきたパナマにおいてもこ の分類法が採用されていた。また，パナマにおいて も該当したが，この他，土地の利用能力から類別さ-れた 土壌 等級 法 も 一般的に 採用され ている 土壌 分 類法であろう（本稿で，簡易的に紹介する）. 現在，筆者は某ラテンアメリカの国（任期：2010 年3月 -2012年3月で現職参加）で，大学配属となつ て2名（更に6名担当することにな.つている）の学 生の卒論指導（フィールドサイエンス部門：土壌肥沃性管理と野菜類の栽培試験）に当たっている（赴 任国における研究協力のみならず，学生教育ならぴ に若手の研究者技術者の養成も持続可能な生産シ ステムの一環であると考えている）.