ヒマヮリ「ビンセント」シリーズの栽培技術

摘要

ヒマヮリは、今や日本の夏には欠かせない花となっているが、もともとは北米原産の植物である。新大陸が発見され、ヒマヮリはスペインに持ち込まれたが、育種が進んだのは、ロシアに伝わり食として種子を利弔するよ、つになつてからである。食用や採油用として育種された品種が、のちに南ョ1"口ツバ、ァメリカなどに渡り栽培されるようになった。これらは切り花には向かない品種で、1986年に当社が世界初となる切り花用無花粉R品種「かがやき」を発表してから、切り花としての利用が本格的に広まった。花粉が出ないことから周囲を汚すことがなく、また種子が着きにくいことで花持ちも格段によくなり、切り花としてのヒマヮリの需要は飛躍的に伸びた。