パーシヤツール包装による青果物の鮮度保持

摘要

高知県は大消費地から遠く、東京市場への出荷では収穫から3日日の販売になるなど輸送に長時間を要している。 このため、高温期の二ラやネギでは実の黄化や腐敗などの鮮度低下が問題になっている。 青果物の鮮度を保持するには呼吸作用の抑制が不可欠であり、低温管理と環境ガスを調整する方法が有効とされている。前者はすでにその理論、技術が普及され、予冷は今や常識となり、夏期の輸送では冷蔵コンテナの利用が一般的になってきている。 しかし、出荷調製作業時や市場到着後に高温に遭遇してしまう機会があり、一貫した低温流通は困難な状況にある。