秋冬ニンジンの土壌病害虫に対する各種土壌消毒法の効果

摘要

千葉県の北総台地には、肥沃な土壌を生かした野菜の山大産地が形成されているが、当地域の主要作型のひとつであるトンネルスイカ，秋冬ニンジン体系では、ウリ類ホモプシス根腐病やニンジンしみ腐痛が発生している。 上記作物を含めた根菜類、施設果菜類ではセンチユウ類の被害も認められ、これらの病害虫に対する土壌消毒剤としては、クロルピクリン、臭化メチル　 （除草含む）、MITC剤等が、また、土壌センチユウのみに対してはD，D油剤、ホステアゼート粒剤が山般的に使用されている。 また、ニンジンしみ腐病の耕種的防除法としては品種の選択、播種、収穫時期の適正化、輪作、緑肥作物の作付け等が行われてきた。