ダイアンサステマリソウの栽培技術

摘要

日本では美女ナデシコの名で切り花や鉢物が流通しているナデシコはナデシコ科ナデシコ属に属する多年草であるが、園芸的には一、二年草として扱われている。原産地はヨーロッパ東部および南部である。　従来の品種は開花に低温を要する品種が大部分であったが、現在では育種が進み低温を必要としない四季咲き性の品種が出てきている。テマリソウはその四季咲き性のあるビジョナデシコの枝変わりで雌ずい、雄ずいおよび花弁等がほう葉状化し八重咲きになった花が全く咲かない品種である。株当たり10本以上の採花が見込まれる。秋～冬定植、春～夏開花の作型が1番栽培しやすく、草丈および切り花本数が取りやすい。