低コスト養液栽培への試みのいろいろ

摘要

これから養液栽培の導入を検討している人、すでに導入した人ともに養液栽培システムの導入.設置コストは高いと捉えている。これは10年ほど前に筆者らが行つたアンケート調査の結果にも示されている。イチゴ高設栽培を中心として、90年代後半から多くの公立試験場が養液栽培システムの開発に取り組んだが、これらの多くは低コスト化が主要な目的であり、栽培べッドゃ給液装置の簡素化、地域の未利用廃棄物(もみ殻ゃ樹皮などを培地などに有効利用する)など、棣々な工夫が行われている。