バラ生産における循環方式養液栽培装置の試作とロックウールの代替資材

摘要

花きの養液栽培は、昭和四十八年度の全回設置面積が二haであり、生産技術としての位置付けは低かったが、昭和六十年に上市されたロックウール耕はバラ栽培に適していることから、普及が始まり、養液栽培施設の設置面積は昭和六十年六ha、平成元年二四唇　 五年一五三ha、七年二二三haと急伸している。 作物別でみると、静岡農試　 水戸の調査　 ㄆ匠砂四昃旁拢─摔瑜欷小⒃O置面横はバラ二二五、八ha（養液比率二六、七％）、カーネーション一〇、二ha（養液比率：八％）、ガーベラ八、二ha（養液比率九,三％）その他二,八haであり、栽培方式の内訳はロックウール耕二一四ha（九四、八％）、水耕四、三ha（二、〇％）、その他七、三ha（三、二％）、その他七、三ha（三、一二％）となっている。 花きの養液栽培は、野菜と違いロックウール耕でほとんど占められているのが特徴である。本県でも、バラ生産面積の約四〇％はロックウール耕が導入され、生産の合理化が図られ、安定した生産技術として寄与率は非常に高い。