オーストラリアと東南アジアの農業

摘要

この連載は一九九八年七月六日および七日に、ポール、リースマーラー（Paul Reithmuller）博士が富山大学経済学部で行った講義を採録したものである。 博士はオーストラリアのクイーンズランド大学経済、経営、法学部経済学科の上級講師であり、九八年一～七月まで東京大学大皆さん、こんにちは。 本題に入る前に自己紹介をしておきたいと思います。 私はオーストラリアのブリスベン（Brisbane）から来ました。 アリスベンという町はクイーンズランド州の東南部にありまして、ゴールド、コ学院農学生命科学研究科客員教授として日本に滞在した。 七月六日は夜間主コース二年生を対象に「アジア諸国の農業、農業政策」（通訳付）、七月七日は夜間主コース一年生を対象に「自由貿易の利益: 日本対オーストラリア」（通訳なし）と題して講演した。 この連載では両日の講義を一つに再構成して翻訳した。 ーストという有名な観光地から　 六〇kmのところにあります。 この地図（図1）を見てください。 ここがブリスベンです。