話題の品種: ヤマノイモ／トロフィ一〇六六

摘要

一般のナカイモ栽培ては耕土か深くなければならないこと，収穫に多大の労力を必要とすること，曲がりや変形が商品価値を低下させること等が大きなネックになっているため，機械掘りも可能なように首部が短く，根形も太くて短く，また販売面でもカット売りでなく，1本売r）てきる品種が望まれている．1975年，青森ナガイモ「ガンクミジカ」の極無形の突然変異個体を発見したのて，増殖を試みたか引き続き変異か起こり形状が安定しなかったため，選抜を繰り返したところ，1985年にほぼ固定化か認められた．さらに茎頂培養によるウイルスフリー化を行って，首が短く，根形か太くかつ短く，肉質のねばりか強く，そろいがよいことを目標として，選抜増殖を繰返し，1993年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである（農水省品種登録第5432号）．