兵庫県における交流ー体験型ツーリズムの研究

摘要

「ツーリズム」とは，「日常生活拠点を離れ，旅行，滞在する余暇活動」（ひょうごツーリズムビジョン2002）をいう。 「ツーリズム」のなかには，物見遊山的な「観光型ツーリズム」，趣味的な「レジャー型ツーリズム」，そしてグリーン，ツーリズム，エコツーリズムといわれる交流，ふれあい，体験を重視した「交流，体験型ツーリズム」などがある。 従来の物見遊山的な観光を目的とした日本人の旅行形態から，昨今では，交流，体験，学習を重視したツーリズムが注目され始めている。 例えば，グリーン，ツーリズムとは都市と農村の交流により農村振興を図ろうとするものであり，エコツーリズムはツーリストに楽しんでもらいながら，自然環境保全や地域活性化を図るものである。しかし，一般的なツーリストにとっては，これらのツーリズムはまだ十分浸透していない。