東日本大震災からの農業と地域の再興

摘要

2014年11月29日（土）13 ： 00-17 ： 20.宮城大学 太白キャンパス講義棟大講義室において，農村計画学会 2014年度秋期大会シンポジゥムが開催された。参加者 は181名であった。2011.3.11の東日本大震災による大津波と東京電力福 島第一原子力発電所事故により東北地方の農村は甚大な 被害を受けた。雳災から3年が過ぎ，今年度から宮城県 では「復旧期」から「再生期」へと転換し，新たな時代 の農業、農村モデルの構築に全力を挙げ，復興圃場整備 が進むとともに，競争力のある経営体が育ちつつある。 しかし一方，復旧、復興が遅れている農村は少なくなぐ 未だ多くの被災者が仮設住宅での生活を余儀なくされて いる。このような地域や被災者が今最も懸念しているこ とは，東日本大震災の悲劇が風化、忘却されてしまうこ とである。