東日本ブロック地区セミナー（第3回）報告

摘要

l本セミナーの趣旨は2点あり，1)農村における伝統 知という，農村計画上重要でありながらこれまで学術的 に十分議論されていなかった話題を取り上げ，この分野 の発展の機会とすること，そして，2)農村計画学に関 わる研究に取り組んでいる気鋭の若手研究者の交流の場 とし，今後の研究展開の契機とすること.であった。1)については，特に伝統知と生物多様性、生態系サ 一ビスの関係に着目し，伝統知を学術的にどのように捉 え，生物多様性や生態系サービスとの関係をどのように 「はかる」のか，そして，伝統知という考え方を生物多 様性保全，生態系管理，自然資源を活用した地域づくり にどのように活かしていくのカゝ，という点に着目してセ ミナ一の発表、議論を構成した。2)については，学会 員、非学会員の双方を含む30歳前後の若手研究者3名に， 最新の研究成果についての講演を依頼した。