平成10年度園芸学会奨励賞受賞

摘要

「イチゴの休眠およびその期間の光合成産物の動態に関する研究」で、ご受賞された西沢先生。 まず、その試験のお話から。 休眠期のイチゴが、今どういう状態にあるのかということを、もっと詳しく分かるようにしようと、いろいろな指標を使って調べました。 それまでは、葉を一枚決めて、その葉柄がどのくらいの長さになったら休眠がどのくらい、という見方をしていたんですけど、ぼくの場合には出てくる葉すべてについて、細胞の長さや大きさの変化を調べました。 低温通過後の葉の生長は一枚一枚異なるんです。 そのほか花柄、ランナーについても同様に調査して、休眠を形態的に解明したんです。