IgGブ口ファイルELISA法による ゥマへルぺスウィルス1型 弱毒生ワクチン接種馬の免疫応答の測定

摘要

ゥマへルぺスウィルス1型（EHV-1)は、本会トレーニング.センターでの冬季発熱の主要な原因である。現在、2-3歳馬で不活化ワクチンが使用され、一定の予防効果を上げているが、栃木支所では、より高い予防効果 が期待されるものとして、弱毒生ワクチンを開発し導入に向けた準備を進めている。 EHV-1感染に対しては細胞性免疫が特に重要 であるため、ワクチン効果をより詳細に評価 するためには、細胞性免疫応答の測定系を確 立する必要がある。ゥマのIgGはIgGa、 IgGb、 IgGc、 IgG (T)の4種類のサブクラスから成 り、病原体などへの反応時のその構成（IgG ゲロファイル）から免疫バランスを推測でき る。すなわち、IgGaやIgGbが主体の場合は細 胞性免疫が強いThlタィプ応答、IgGcやIgG (T)が主体の場合は液性免疫が強いTh2タイ プ応答とされている。本研究では、弱毒生ヮ クチンに対する免疫応答の測定の'ために、 EHV-1特異的IgGプロフアイルELISA法を確 立し、弱毒生ヮグチン接種馬での免疫応答測 定を試みた。