搾乳衛生管理の改善による乳質向上効果

摘要

乳房炎の発生は泌乳量と乳質低下による乳価の減少により酪農家にとって大きを損失である。 また，平成12年の飲用乳による集団食中毒発生から衛生面に対する消費者の関心は高まっている。 酪農家は自己の経営安定と消費者ニーズに応えるために乳房炎を予防し高品質な生乳を生産することが不可欠である。 今回，バルク乳の体細胞数の高い管内酪農家に搾乳衛生管理の重点指導を行い，その改善効果について検討したので報告する。