「牛評」を活用した乳用後継牛と肉用肥育素牛の生産

摘要

乳用牛、肉用牛を問わず、子牛 の高値が継続しています。性選別 精液や和牛受精卵の使い分けを上 手に行い、乳用後継牛と肉用肥育 素牛を効率的に生産することが求 められています。2015年度から開始された「畜産 クラスタ一事業」（畜産、酪農生 産力強化対策事業）では、乳用後 継牛生産のために使用する性選別 精液は農家の経営内で上位2分の 1、和牛子牛生産のために使用す る和牛受精卵は農家の経営内で下 位3分の1以下の乳牛にそれぞれ 使用することとしています。この 考え方は、事業への参加にかかわ らず有効な考え方です。そこで今 回は、牛群検定成績を活用した上 位、下位の考え方を紹介します。 ただし、この紹介例が皆さんの地域で行われている畜産クラスター 事業の対象となるかどうかは、地 域の畜産クラスタ一協議会に問い 合わせてください。