国内雌牛の優秀性と乳牛受精卵輸出に向けた課題

摘要

わが国の種雄牛の能力は非常に高く、国際評価で もトップにランキングされている。しかし、この事 実を知らない酪農家や関係者は意外に多い。家畜改 良センターから発行されている『乳用牛評価報告』 によれば、インターブル加盟国の中で「乳量の育種 価」（改良する力を数値化）は日本がほかの国を圧倒している。上位100位以内に国産牛が乳量で68頭、 決定得点でも17頭がランクインしている。1頭当た りの牛群平均能力は2012年で乳量9， 286kgと、前年 より12kgも多くなっている。