若い力が村のシイタケ再興に燃える－村職員から生産者へ転身－

摘要

高知県西部に位置する十和村は、四万十川の中流域にあって雨量が多い　 （年間降水量一て　 二〇〇ミリ）。 気温は年平均一五℃と温暖であるが、冬はマイナス四、七℃（夏の最高気温は三七二℃）を記録するなど寒暖差の激しい地域でもある。 総面積一万六、四六六、そのうち林野が九一％⊥一万五、〇九四）　 を占めており耕地は少ない。 生活基盤をなすものは、豊富な山林資源を利用しての薪炭、シイタケ、養蚕、茶などであったが、現在はシシトウ、ナバナ、茶、果樹（クリ、ユズ、スダチ）、乾シイタケ、米ナスなどに変わってきた。