東北地方今シーズンのポイント－散水操作と温度管理が重要－

摘要

今年の東北地方の気象は、梅雨明け宣言ができなかったほど継続の降雨日数となり、記録的な降水量となった。 太平洋側の盛岡市と日本海側の秋田市を比較してみると、盛岡市，秋田市とも六～十月の降水量は平年を五〇％以上も上回り、平年の四〇〇％を超える旬もあった。 気温については、日本海側は全般に高めに推移したが、太平洋側は八月中旬まで低く、とくに沿岸部は「やませ」の影響で寒い日が続いた。 しかし、九月から十月にかけては両市とも平年より高く推移した。