ハウス栽培に夢を託して

摘要

私は縫製工場に二〇年余り勤めミシンを踏んでいましたが、五五歳で定年退職し農業や習い事をしていました。 昭和六十二年のことです。 夫が山の手入れをしていてシイタケ栽培を思いつきました。 私も栽培を手伝うようになり、皆様方とこうして交流や勉強ができ、本当に楽しく過ごすことができています。 農協のシイタケ部会に入り皆様方の品評会を見に行くようになりましたが、やはり我が家の出品がなくては力が入りません。 そこで植菌量を徐々に増やしていた頃でした。 平成七年に夫が大腸を患い手術をしました。 シイタケも不作続きで「やめようか」と話していた時でした。 日野郡椎茸生産組合連合会長の田村清さんから「良いものを見せてあげるから家に来るように」との電話を受け、早速お邪魔したところ生産者仲間の影山千世子さんも来ておられたので、一緒にハウスの中のシイタケを見せていただきました。