養豚場で問題となる寄生虫と駆虫プログラム

摘要

ストールや分娩桐が普及し衛生環境の整った現在の養豚場では，多くの寄生虫症が減少しています。 しかし，現在の養豚場でも，豚回虫，豚鞭虫，コクシジウム，疾癖ダニおよびブタジラミの寄生が認められ，生産性の低下をもたらしていることが推測されます。 また，オガコ発酵豚舎や放牧を取り入れている農場では，多くの寄生虫特に，経済的被害の大きい豚回虫や，豚鞭虫の感染の危険性にさらされています。 駆虫を考える場合，その寄生虫の生酒環と用いる薬剤が，その寄生虫のどのステージに作用するかを考慮する必要があります。