元気が出る乾シイタケ経営について

摘要

中国製冷凍ギョーザの食中毒事件以来、日本の消費者の中国製食品全般に対する買い控え現象が続き、中国からの食料品輸入額は大幅に減少した。日本国内でも、食品の産地偽装、賞味期限偽装などが頻発し、消費者から食の安全、安心を求める声が高まり、中国製品のみならず国産品への監視の目も厳しくなってきた。　このような食品の消費動向の中、乾シイタケを取り巻く情勢については、中国産品に対する消費離れを背景に、国産品への需要の増加に加え、国産品の供給不足が重なり、国内産乾シイタケ市況もここ2年間、1キロ当たり4500円前後を維持している。