＜地域に合った115号栽培法＞－東北地方－強風、陸水量不足の対策が重要

摘要

乾シイタケ栽培において、原基形成期、春子発生時期の降水量はシイタケの収量に大きな影響を及ぼす。 年間降水量1200ミリ程度の東北地方では、特に春子発生時期に、毎年のように吹く強風と降水量不足とが栽培環境を厳しいものとし、減収の一因となっている。そのような厳しい気象条件に対応するため、東北地方の生産者が行っている115号の栽培法を紹介する。 本誌でも何度となく取り上げたが、散水施設のないほだ場を持っている人でも安価に入手でき、保湿効果の高い資材で、誰でも導入できるものということで東北地方に普及している。